蛤香合「小野小町」

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湖彩作の蛤香合「小野小町」です。ふっくらとした蛤のかたちに、優美な小野小町の姿と和歌を写した香合です。内と外がぴたりと合う蛤は、古来より良縁や夫婦円満の象徴とされ、桃の節句のしつらえにもゆかり深い意匠です。そこに記された一首の和歌が、静かに春の情景と想いを語りかけ、茶席に奥行きある物語を添えます。

花の色は
うつりにけりな
いたづらに
わが身世にふる
ながめせしまに

(古今和歌集・百人一首 第9番)

◎ 意味

花の色はむなしく色あせてしまった。
物思いにふけって長雨を眺めているうちに、
私の美しさも衰えてしまったことだ――

サイズ  直径約9cm、高さ約4.5cm
お箱 あり
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